YM式ウエットガードエプロン のご提案

ズボン尿沁み防止アイテム

 

中年以上、あるいは50代後半以上の男性にとって、注意しても注意してもごく稀にしまった〜となる尿漏れ。とくに排尿後、例の器官をパンツの中に収めてからじわっと後追いで来てしまったときの残念感は半端ありません。万一ズボンの微妙な場所にウエットマークが現れたりしたら人前に出れません。

家庭でなら排尿後、ティッシュでしっかり搾り取るとか可能ですが、公共の場所でのそのような不穏な行為ははばかられます。かといって盛大に器官を振ると、隣の方の迷惑になるかもしれないうえ、却ってズボンに跳ね返ったりするのでこれも勧められません。尿漏れというワードも最近はもはやタブーではなくなっているようで、尿もれ防止パンツなどの販売などもなされております。あるいは女性用ナプキンを当てるとかしておられる紳士もいらっしゃるかも知れません。しかし滅多にない事象に面倒なものをパンツの中に入れたり、高価な特殊パンツを購入するというのもやや問題がありますし、心理的ハードルも高めです。小生も、稀にですが(あくまで稀ですよ)経験がないわけではないので、何か効果的なアイテムができないか、考えてみました。

私が辿り着いた考えが、YM式ウエットガードエプロンです。

既存の製品のモチーフは、パンツが濡れることを防ぐことにあります。今回のアイテムは、パンツが濡れるのは許容して、パンツが濡れてもズボンは濡らさない、ということに特徴があります。また、普段と違う履き心地や、見た目があやしいなどのものはNGです。購入していただくのは、100円ショップで販売されている、帽子クリップ(写真1)のみです。両端がクリップになって、その間を伸縮性の紐がついているタイプです。あとは、スーパーの買い物を置く台にあるロール状のポリ袋が一枚があればOK

パンツの前面に、ポリ袋を縦に帽子クリップで留めます(写真2,3)。パンツ前面とズボンの間にポリ袋がエプロンのように下がるようにします。

排尿時は、指でどけるだけですから排尿の妨げになりません。排尿後ポリ袋をパンツ前面に下げるよう注意がいります。普段は頓着しなくてかまいません。位置がずれようと、排尿後以外は気を使う必要がないからです。神経質な方は、お腹にクリップがお腹に当たるのが気になるかもしれませんが慣れていただくしかありません。小生は最初から気になりませんでした。ポリ袋はとても軽く密着しないので局所が蒸れることもありません。毎日つけるのが面倒という豪快な方は、よそ行きのスーツのときとかに着けてみてはいかがでしょうか。出先での安心感が違います。効果は、皆様でご体感ください。

小生試しに2週間ほど装着してみました。とくに蒸れるとか、湿疹が出るとかいうような副障害はありませんでした。ただし、ポリ袋が大腿部に触れることはあるので、肌が敏感な方は問題が出るかも知れません。そのようなときは使用継続しないでください。皆様のお役に立てば幸いです。

2019年6月4日記 大分協和病院 院長 山本真

 

写真1

100円ショップで販売されている帽子クリップです。これをまず購入します。

写真2

パンツ前面にポリ袋(小)を帽子クリップで前止めします。

写真3

全体像としてはこういう感じ。あとは普通にズボンをはくだけ。パンツの外にポリ袋があるだけなので普段と同じ感覚です。

 

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