狩生ギャラリー一番館

狩生ギャラリー二番館

佐伯の狩生さんが、同じ佐伯のALS患者である西田広信さんに励ましの絵手紙を作られました。西田さんの病室で、その絵手紙を見せていただき、これは皆さんにお見せしなくてはと思いました。狩生ワールドをお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

作者の言葉

絵手紙にのせて    佐伯市 狩生治子(佐伯保健所報 南風より)

 

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気になって5年が経ってしまいました。『難病? なぜ私が? そんなばかな・・』悲しみと不安、絶望の毎日でした。でも、5年という月日が、少しずつ私を変えてくれている気がします。もちろん、ALSという病魔が私をどう変えてゆくのか、恐いです。病気の何もかもを受け入れて、どうやって生きてゆけばいいのでしょうか。
 でも、私の周りには、主治医の先生、看護師さん、保健師さん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさんや友人、そして子どもなど、支えてくれる人たちがいます。その皆さんの支えで、今の私があるのだと思います。
 今は、友人のすすめで、週2回は身体障害者療護施設「清流の郷」のデイサービスを利用しています。友だちも沢山でき、みんなに会うたびに元気をもらって家に帰ってきます。毎日が楽しみになりました。私はまだ両手が動きます。動くときに大いに使ってやろうと思って、今まで出来なかったことにいろいろと挑戦してみたいと思うようになりました。
 最近、絵手紙を始めました。下手でも、人は誉めてくれます。でもそれが心から嬉しいんです。絵手紙で気持ちを相手に伝えることもできました。まだ下手だけど、練習して沢山の友だちが出来ればいいと思うし、私の絵手紙で喜んだり、元気をだしてもらえれば良いなと思って、日々練習している今日この頃です。

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