Dr Makotyの近況報告2024年/

4/11 おお、なんでこんな単純かつ有効なことに気づかなかったんだろう、というのがここ1週間の私の感想です。私は、高研さんと一緒に胃カメラを飲みやすくする、コーケン・エンドスコープ・リーダーという医療器具を開発しているのですが、当初よりどうしても咽頭が開かないケースが少なからず存在するということに悩んできました。鼻をクリップすることにし、舌を側方より外に出すという別構造や、舌を下顎内に格納する方法など考えてきましたが、どうしても開かない方がいます。口からの吸気にあわせてカメラを入れるのですが、なぜか咽頭が開かない。なぜなんだろうと煩悶しておりました。ところが先週あることに気づきました。たとえばシュノーケルのように筒から息を吸うという感覚になってもらったらどうだろうと。で実際そのように指示したところ、素晴らしくうまく行くのです。しっかり咽頭が開き、マウスピースの先端から一気に喉頭まで見渡せます。このわずかな違いが絶大な効果を呼ぶことが分かりました。やり続ければ必ず解決は見つかる、ということがまたも証明されました。昨日胃カメラを受けた私の口の悪い友人は、前はのどをつつかれてげーげーいうだけでなかなか入らなかったけど(当院ではありません。念のため)、これはスーと入るなあと言ってくれました。もはや鼻クリップの必要もありません。小さな一歩ですが、文字どおり大きな視界が広がりました。ちょっと小声で「万歳」。
4/8 日曜は雨の予報から曇り予報となり、久しぶりのレースは超微風での開催。4艇の参加がありました。12月のクリスマスレースが流れ、3月も中止となったので約5ヶ月ぶりのレースです。まずは喫水線のフジツボ落としと年末補修したレーシングセールのセット。真上りのスタートはうまくいってするすると抜け出せましたが、大型2艇は流されてスタートできず。トリマランの小型艇のみついてきます。あちらは軽くて沖に走っていきますが、上りはこちらが有利で徐々に差を開き、観光港沖では他艇に大きく差をつけ、風が止まらなければこのレースとれた、と思ったとたんに無風に。大型2艇はあきらめてリタイア。しかしトリマランがあきらめてくれません。ライトジェノアに換えて超スローで日出を目指しますが、日出湾に入ったところでアビームに。引き離していたトリマラン、青いジェネカーを出して猛追開始。どんどん大きくなる船影を見て焦りますがどうしようもなく、ゴール寸前で抜かれるかというところで敵は下突破失敗。わずか2秒でしたがこちらが先着。なんとかFHを取りました。もちろん優勝はあちらです、普段1時間のコースに3時間半。なかなかしんどいレースでございました。
4/4 二日前から、ブラウザがグーグル関連サイトにアクセスしたとたんに落ちるという怪現象が起こっております。ブラウザはBRAVEなのですが、これがグーグル検索やyoutubeにアクセスしたら寸殺されてしまうのです。グーグルによるBRAVEへの攻撃ですね、これは。自分の関連サイトに接続したいならクロームを使えという脅迫です。昨日NHKがネットでの詐欺商法についての番組をやっていました。米国ではアマゾンに対し国が訴訟を行っているそうです。そりゃそうでしょ。普通にクリックしたらプレミアに誘導されて勝手に5000円抜くという犯罪行為をしている奴等なのですから。私も以前それをやられて憤慨し、二度とアマゾンなど使うかと決意したものです。しかし流石は米国。このアマゾンに対ししっかり対決しているではありませんか。我が国の消費者庁の体たらくを考えると情けない。さて、↓のプリアンプの話です。ソ連製真空管実装の中華製プリアンプNobsound SA1000、9999円はどうなった?いやいや、これが実にいいのです。メインアンプはもともとラックスの真空管でしたが、これでプリ、メインとも真空管となり、実にたおやかな深い音色で奏でています。一発目からおおお、という感じでしたが、ネットにある種々のクレームを見て、即断できないと考えていました。どうやら1週間たったのでほぼ大丈夫かなと。メータが動かないとか、低音コントロールができないとか、そんなコトはどうでもいいのです。もちろん微動だにしませんよ。
3/27 珍しく連投です。この1月からの論文執筆(といっても筆は持たないですが)の助けになってくれたのは、小生が高校に入ったときに父から買ってもらったサンスイのステレオ。チューナー付プリメインやターンテーブルは廃棄しましたがスピーカーはしぶとく生き残ってきました。ながく医局に置いていて月10回以上あった当直のときに聞いておりました。しかし当直を外部に委託し、新たなDrが加わって医局大改造のおり、自宅に持ち帰りましたが、ダンボールの中に入れたままでした。この正月、10年ぶりに箱から出して電源入れてみると、しばらくDENONのプリアンプが調子悪く音が出たり止まったりしましたが、1,2時間あたりでほぼ安定し、ビル・エバンスのピアノを暖かい音色で奏でるようになってくれました。ラックスの真空管メインアンプも併せて、約50年前のスピーカーがこんなに艶やかな音色を出せるのかと感動です。ところがこの前の日曜に、論文もいよいよ完成というときに、あれ、雑音?と思うまもなく沈黙してしまいました。電源すら入らない。なに、一晩寝たら元にもどってるやろ、という淡い期待もかなわず沈黙したままです。考えたら往時のオーディオブームなど霧のかなた。プリアンプなんて売ってるのか?ネットで探すと超高額なブランド中古品と、怪しげな激安中華製がヒットします。レビュー見ると、電源すら入らないとか、2時間でコントロール不能になったとかいう嘆きの投稿少なからず。これはもはやギャンブルですが、ポチってしまいました。なんせ1万くらいで安いし。今週届く予定ですが、続きは届いてから。果たしてまともな音が出るようになるのでしょうか。安物買いの銭失い、とか昔はよく言われてましたね。
3/26 神経学会のALSガイドラインにおける人工換気設定に対する批判論文を1月から集中して打ち込んできました。海外の論文などを見ると、最近はイタリアでの気切人工呼吸が増えているようです。しかしなかなか正常肺に対する人工呼吸の方式という観点のものは見えてきません。いくつかの論文がありますが、そのほとんどが、血液ガスの値を正常化することを指標としています。そして急性期でスタンダードになった肺保護換気の強い影響力です。私は20数年前、患者が呼吸苦を感じない設定にすると、血液ガスでの炭酸ガス分圧が正常以下に落ちることを知りました。知り合いが、当時の慢性期呼吸管理の権威であった大阪府立羽曳野病院の木村謙太郎先生にそのことをたずねたとき、先生は回路にバッファータンクを入れて下がらないようにすべきだと答えられたと聞きました。いや、そうじゃない。血液ガスの正常化を求める限り、PEEPは入れたくなるし、患者さんの安楽は得られないということを知らないと、超長期の人工呼吸が拷問の類になることを知ってほしいと切に願ってきました。なかなか多勢に無勢ではありますが。これまで複数の学会での教育講演などもさせていただき、だいぶ理解されてきたのかと勝手に思ってましたが、現実はそうでもないようです。今回の論説が一定の賛同を得られるかどうか。一ついえることは双方を経験してもらった在宅患者さんの感想は、圧倒的に私の設定がよいと言ってくれたことです。
3/12 高齢の女性の患者さんと外来でお話をしていると、兄弟、家族を皆失って自分だけこの歳まで元気で幸せ者ですと言われます。何があったのですかと聞きました。淡々と語られたその経過とは。父が軍人で満州を転々とし、戦後引き上げのとき、収容所で自分以外の兄弟5人と両親が1年間で次々コレラなどで亡くなり一人ぼっちに。昭和22年、子供のいない夫婦の子供ということにしてもらい8歳で博多に引き上げてきたとのことでした。あのころのことは、よーく覚えているよとのこと。まだ戦後はかすかに続いているのだと実感しました。引き上げのことは母から少し聞いていました(母は朝鮮からの引き上げ者)が、もうずいぶん前に亡くなりました。でもまだその当時の記憶を保っている人がいるのだなあと少し感慨深いものがありました。
2/29 いや〜、またやってくれました。我らが岸田総理! またも自爆営業で安倍派追い込み。さすがは私が支持する岸田さんです。今回の手はちょっと考えつかなかった。このひらめきも凄いです。もうこうなると、岸田さんの安倍派憎しは本物ですね。この手でフルオープンに持っていくとはおそらく彼以外の誰も考えつかなかったのではないでしょうか。人間必死で考えると、道は開けるの典型だと思います。さあ、野党の皆さん、ちゃんと追い込めるか。ここでだらだらつまらない質問やってたら、今度は野党が墜落してしまいますよ。両者本気でぶつかれ〜〜。
2/9 FBで投稿したのですが、豊臣秀吉の死因はALSではなかったかと思うにいたりました。以前から秀吉が急に元気がなくなり、ほどなく亡くなってしまうこと、62歳という年齢なのに老衰のような最後が腑におちませんでした。先週の関口宏さんの一番新しい中世史を見て、解説の加来耕三さんが、人生50年の時代ですからね〜と言われていましたが、それは栄養状態の悪い人や、戦いで命を落とすからの話で、生物学的には我々と同じ遺伝的個体なのですから、昔の人がことさら早く老いたわけではありません。家康だって74歳だし、坊さんの世界じゃ高僧なんてあたりまえ。戦と飢えがないからでしょう。古代の武内宿禰というお方は300数歳までご存命だったとの話ですし(冗談ですが)。 そして秀吉は栄華の限りを尽くした贅沢者でしたから、偏食やアルコールの影響はあったかも知れませんが栄養不良による早老化ということはないはずです。番組によれば、体調を崩してわずか半年以内に亡くなっていること、意識障害などは生じていない(秀頼のことを心配してた)、起き上がれないなどの症状は単なる老化ではなく、当時も病(やまい)とみられたとおり、この一連の症状の進行と死はある一つの疾患からくるものと考えるべきです。そうです。ALSです。この時代、急激かつ進行性の筋力低下が生じ、動けなくなるともに、食事もとれなくなるとすると発症後半年で衰弱して死亡するのはALSとしてはむしろ当然の経過です。以前私は、ローマ帝国のハドリアヌス帝の死因はALSだという論を出しました。奇しくも秀吉もハドリアヌスも生前は元気者で通り、どちらも急激に衰え、亡くなったのは同じ62歳どいう年齢でした。
1/20 羽田の飛行機衝突事故は、その後の報道で詳細が分かってきました。私が↓で指摘した信号灯は設置されていたようです。しかし作動していなかった。それが昨年4月からという説と、12月27日からという説がありどちらか正しいのか不明ですが、当日作動していなかったことは確か。大事な信号つかなくてもそのまま運用するわけですね。そこらあたりの交差点でも信号つかなかったらおまわりさんやって来て、手振りで代役しますけどね。海自機の通信の誤解が指摘されていますが、これは注意喚起の非対称という問題があったと思われます。管制官は、全体状況のなかでの一飛行機への関心であり、海自機にとっては自分一番の関心となるわけで、それが今回の伝達エラーの原因になっていたと考えられます。だから言ったつもり、聞いたつもりの伝達ゲームは駄目なんです。大したことが生じないことなら、あ、俺間違ってたですみますが、一つ間違えたら大惨事になるような事態で、伝達ゲームに頼るようなことをしてはいけません。なぜ真っ先に信号灯を直さなかったのか。そこに安全に対する客観的な姿勢が問われていると思うんですよ。滑走路一本しかないような田舎の空港ならいざしらず、天下の大空港の羽田がこれでは情けなさすぎますわ。
1/4 新年おめでたいどころか、大変な年明けとなりました。1/1の能登大地震、1/2の羽田飛行機衝突事故とたてつづけにTVに釘付けになるような事態が起こっています。地震は避けようがありませんが、被害は減少させることは可能です。私は以前から屋根の瓦を降ろそうと提案してきました。木造の家屋に屋根の瓦というのは和式住居の典型ともいえますが、この重い屋根が地震の揺れで、下を押しつぶしてしまうのです。今回も多くの和式住居が倒壊したようです。地震で命を落とさないため、一刻も早く屋根から重い瓦を取り除いてください。あとは軽いスレートに換えるのがお勧めです。さて羽田という我が国の主要空港で衝突事故が起こるとは驚きました。未開発国で起こってしまうならともかく、なんたる事態でしょうか。もう少しタイミングが悪かったら旅客全滅の大惨事になるところでした。この現代において、いまだに会話だけのコミュニケーションで飛行機の着陸や離陸の管理をしているというのは遅れすぎていませんか?コミュニケーションエラーは必ず起こります。それが大惨事につながるのなら、気をつけようでは駄目です。なぜ信号を設置しないのでしょうか。誘導路から滑走路に入るところに赤、青の信号があれば、今回のような衝突は防げるはずです。交差点にも、線路にも信号は必要不可欠です。なぜ空港にはそれがないのでしょうか。コミュニケーションをバックアップするフェイルセーフの重要性が今こそ認識されるべきと考えます。

 

 

BACK